キャンピングカーの運転に必要な免許の種類
- 「キャンピングカーを運転するには特殊な免許が必要なのかな？」
- 「普通免許があれば、キャンピングカーを運転できるって本当？」
- 「キャンピングカーを購入するか迷っている」
本記事はこういった疑問をお持ちの方に向けて書いています。
✓本記事の内容
| ・キャンピングカーの運転に必要な免許の種類
・ほとんどのキャンピングカーは普通免許で運転できる ・キャンピングカーをレンタルしてから購入を決める |
この記事を読むと、キャンピングカーを運転して、アウトドアライフを楽しむための一歩を踏み出すことができます。また、キャンピングカーを購入するか迷っている方に対して、判断基準となる案を紹介します。
キャンピングカーの運転に必要な免許の種類
キャンピングカーを運転に必要になることがある免許は、全部で4つあります。普通免許、準中型免許、中型免許、けん引免許です。
それぞれ、どのようなキャンピングカーを運転できるのかを見ていきましょう。
普通免許
普通免許は、取得した時期によって、運転できる車が異なります。以下に表を作ったので確認していきましょう。
| 平成19年6月1日以前 | 平成19年6月2日から
平成29年3月11日 |
平成29年3月12日以降 | |
| 車両総重量 | 8.0トン未満 | 5.0トン未満 | 10人以下 |
| 最大積載量 | 5.0トン未満 | 3.0トン未満 | 10人以下 |
| 乗車定員 | 3.5トン未満 | 2.0トン未満 | 10人以下 |
上記の表を見ると、免許を取得した時期が遅いほど車両総重量と最大積載量が軽くなっていることが分かります。つまり、あなたがどの時期に免許を取得したかによって、運転できるキャンピングカーの大きさが変わるということです。
準中型免許
準中型免許は、平成29年の3月から開始された新しい免許です。普通免許と中型免許の間に位置します。
| 準中型免許で運転できる車 | |
| 車両総重量 | 7.5トン未満 |
| 最大積載量 | 4.5トン未満 |
| 乗車定員 | 10人以下 |
この表と先ほどの普通免許の表を比べると、平成29年の6月1日以前に普通免許を取得している方は、準中型免許をとる必要がないことが分かります。
中型免許
中型免許は、普通免許と準中型免許で運転できる車に加えて、以下のような車を運転できるようになります。
| 中型免許で運転できる車 | |
| 車両総重量 | 7.5トン以上11トン未満 |
| 最大積載量 | 6.5トン未満 |
| 乗車定員 | 29人以下 |
普通免許や準中型免許と比べると、運転できる車の範囲が大きく変わることが分かります。
けん引免許
けん引免許は、自走しないことに加え、車両総重量が750キロを超える車をけん引するときに必要になります。
しかし、車両総重量が750キロに満たない車であれば、普通免許でけん引することが可能です。けん引型のキャンピングカーを購入するときには、車両総重量をしっかり確認しておきましょう。
ほとんどのキャンピングカーは普通免許で運転できる
これまでに4種類の免許を紹介してきましたが、日本で生産されるキャンピングカーのほとんどは、普通免許で運転することができます。
そのため、日本でキャンピングカーを運転する方や初心者の方は、他の免許を取得する必要はありません。けん引タイプのキャンピングカーでも普通免許で運転できるものが多くあるので、安心ですね。
ただ、中には他の免許を取得しなければ、運転できない車もあります。それに、車はよくても、乗車人数が11人を超えると中型免許を取得しなければなりません。
こういった場合に、普通免許で運転してしまうと、無免許運転で逮捕されてしまうので注意が必要です。
キャンピングカーをレンタルしてから購入を決める
キャンピングカーを運転したいけど、購入するとなると迷う方も多いと思います。
その原因としては、キャンピングカーを本当に楽しめるか分からなかったり、大きな車を運転したことがなくて不安だったりすることがあげられるでしょう。
そこで、なかなか購入に踏み切れないという方には、レンタカーで試してみることをオススメします。なぜなら、1度レンタルしてみることで、キャンピングカーを購入したときにどうなるのかを実際に体験することができるからです。
「購入するのか、それともレンタルでいいのか」について、実体験をもとに選択しましょう。
そうすれば、納得のいく決断を下せるはずです。
まとめ
今回は、キャンピングカーの運転に必要な免許の種類について解説してきました。
普通免許、準中型免許、中型免許、けん引免許の4つの免許について解説しましたが、日本のキャンピングカーは普通免許で運転できるものが多いです。
また、購入をお考えの方は、レンタカーで1度試してから、最終的な判断を下すことをオススメします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
