バック駐車と縦列駐車、苦手な人が多いのはどっち?練習方法も解説
車の運転で多くの人がつまずくのが「駐車」。
特にバック駐車と縦列駐車は、教習所でも実技試験に含まれるほど重要ですが、「苦手」「緊張する」と感じる人が多いです。
では、実際に苦手とする人が多いのはどちらなのでしょうか?また、克服するためにはどんな練習をすれば良いのでしょうか。
苦手な人が多いのはバック駐車?縦列駐車?
結論からいうと、バック駐車の方が苦手と感じる人が多いと言われています。
理由はシンプルで、「日常的に使う頻度が高いから」。スーパーやコンビニの駐車場では、ほとんどがバック駐車を求められるため、緊張感も強くなりがちです。
一方で縦列駐車は、都市部や路上駐車スペースを利用する機会が多い人以外には、頻繁に求められるシーンが少ないため「苦手ではあるけど、普段はあまりやらない」という声が多いのです。
バック駐車が難しいと感じる理由
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車体感覚がつかみにくい
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後方確認が甘くなりがち
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周囲の車や人にプレッシャーを感じやすい
特に初心者は「どこでハンドルを切り始めるか」のタイミングが分かりにくく、何度も切り返してしまうことがあります。
縦列駐車が難しいと感じる理由
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入れるスペースが狭いことが多い
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前後の車に接触しないか不安
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一連の操作を短時間で正確に行う必要がある
こちらもタイミングが命で、目印の位置を理解していないとスムーズに入れられません。
バック駐車の練習方法
バック駐車は日常的に最も使うシーンが多いからこそ、スムーズにできるように練習しておきたい技術です。特に初心者がつまずきやすいのは「ハンドルを切るタイミング」と「車体の傾きの調整」。ここを意識して取り組むと上達が早まります。
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最初の位置取りが大切
駐車スペースの手前で車を止める際は、駐車枠から1.5m程度の距離を空けるようにしましょう。これが狭すぎると角度がつけられず、広すぎると逆に大回りになります。 -
目印を決める
自分の車の後輪が駐車枠の角あたりにきた時を「ハンドルを切り始める合図」にするなど、基準を決めておくと毎回安定します。 -
サイドミラーとバックモニターを活用
サイドミラーでは車体と白線の距離を、バックモニターでは枠全体の位置を確認。モニターだけに頼らず、ミラーと目視を組み合わせるのが安全です。 -
切り返しを恐れない
一度で完璧に入れようとする必要はありません。少し斜めになってしまったら、いったん前に出て角度を修正すれば大丈夫。慣れるまでは「切り返しは普通のこと」と割り切ると安心です。
縦列駐車の練習方法
縦列駐車は試験や路上での駐車スペース利用に必須ですが、バック駐車より経験する機会が少ないため、多くの人が苦手と感じます。大切なのは「入る前の準備」と「ハンドル操作の順序」です。
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スタート位置を正しく取る
停めたいスペースの前の車と並行に停め、50〜60cmの間隔を空けます。後輪が前の車のバンパーに並んだ位置がスタート地点です。 -
最初のハンドル操作
バックしながら、ハンドルを大きく左に切って車をスペースに向けます。リアタイヤが半分ほど入ったところで止めるのがコツです。 -
逆ハンドルで修正
車のフロントが外に出すぎないよう、ここで右にハンドルを切り返しながらゆっくり下がります。ミラーで後方の車との距離を常に確認しましょう。 -
最後の調整
車がある程度まっすぐになったら、ハンドルを真っ直ぐに戻しながら下げていきます。枠からはみ出した場合や角度がつきすぎた場合は、前に少し出て切り返せば問題ありません。 -
練習の工夫
最初はコーンや目印を置いた広い場所で練習するのがおすすめです。実際の車では緊張してしまうので、シミュレーション的に動きを体で覚えてから路上で挑戦すると上達が早まります。
まとめ
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苦手意識を持つ人が多いのは「バック駐車」
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縦列駐車は頻度が少ない分「経験不足」で苦手になるケースが多い
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どちらも目印を決める・焦らない・ミラーを活用することが上達のカギ
苦手だからと避けてしまうと、いつまで経っても不安が残ります。駐車は数をこなすことで体が覚えていくので、落ち着いた環境で少しずつ練習を重ねていきましょう。