駐車が苦手な人におすすめの練習、克服方法
「運転には慣れてきたけど、バック駐車に自信がない」
「駐車はできるけど、切り返しを何度もしてしまう」
「駐車のコツや練習方法を知りたい」
こういった方にむけて書いています。
運転免許を取得したばかりの人は特に駐車への苦手意識がある方が多いのではないでしょうか。
なかなか、教習所の練習だけで駐車をマスターするのは難しいですからね。
また、長年運転している方でも、なんとなくの感覚で駐車している方は切り返しが多くなったり、安定して駐車できなかったりすることがあるでしょう。
この記事では駐車が苦手な人におすすめの練習や克服方法、練習の時に意識するべきポイントなどを解説していきます。
ぜひ、最後までご覧ください。
駐車が苦手な人におすすめの練習
駐車慣れしている人と練習する
基本的には1人ではなく、複数人で練習しましょう。
互いが意識しているポイントを共有し、そのとおりに車が動いているかを確認し合うことができます。
この時、駐車慣れしている人がいると、より効果的です。
また、複数人で練習すると、効果的におこなえるだけでなく、駐車の練習をしているときに接触事故が起きるリスクを減らすことにも繋がります。
駐車レッスン・講習会を受講する
JAFやタイムズクラブ、各県の自動車教習所がおこなっている駐車レッスンや講習会を受講するのも効果的です。
駐車に必要な基礎知識やテクニックを頭に入れた上で、練習をおこなうことで効率的に駐車技術を高めることができます。
マンツーマンで指導してくれる講習会であれば、駐車が苦手な人でも安心して受講することができるでしょう。
駐車の練習をしやすい場所・時間帯
交通量や駐車台数が少ない場所や時間帯を選びましょう。
具体的には、大きな公園や大型ショッピングモール、立体駐車場の屋上などが狙い目です。入り口から遠い場所を選ぶと、ほかの車両が少なく、比較的安全に駐車練習がおこなえます。
また、駐車線がハッキリ見える場所で練習することをおすすめします。
時間帯は土日であれば早朝、平日であれば早朝から昼過ぎあたりを狙うとよいでしょう。
練習の時に意識するポイント
ピボットエリアを目印にする
駐車枠の角に位置するピボットエリアは、駐車を成功させる上で最も重要な目印です。
最初に、ピボットエリアの端と自分の車のサイドラインを一致させて停車させます。
具体的には、駐車スペースに近づく際に、左側の隙間が約50センチから1メートル程度離れた場所に止めましょう。
その状態からハンドルを右いっぱいにきり、ピボットエリアに対し、45度程度になるよう角度を調整します。
その後、1度ハンドルをもとに戻し、まっすぐピボットエリアに向けて車をバックさせます。
左側の後輪がピボットエリアにきたあたりで1度停止し、ハンドルを左いっぱいに切り、ゆっくりバックします。
これらのステップを確実に実行できれば、あとは駐車線と平行になるように車を調節し、ハンドルをもとに戻せば、完了です。
ピボットエリアは、バック駐車を成功させるうえで重要な目印となるため、駐車を行う際には必ず意識しましょう。
サイドミラーでタイヤの位置を確認する
バック駐車する際はタイヤの位置をサイドミラーで確認することが重要です。
特にピボットエリアと後輪タイヤの位置関係を把握したり、障害物や隣に駐車されている車との距離感を図ったりするのにサイドミラーは欠かせません。
そのためにも、サイドミラーの角度調整は怠らず、後輪タイヤが映る角度に調整しておきましょう。
停止した状態でハンドルは切りきる
駐車に慣れないうちは停止した状態でハンドルを切りきることを意識しましょう。
ピボットエリアで一時停止した際、ハンドルを切るのですが、動きながら切ると大回りになってしまい、上手く駐車できません。
そのため、慣れていないうちは停止した状態でハンドルを全部切り、最短で車の向きを変えることが重要です。
ハンドルを全部切ると、車が毎回決まった動きをするため、コツを掴みやすいと言うメリットもあります。
停車時はハンドルを元の位置に戻す
ピボットエリアでハンドルを全部きり、車体と駐車線が平行になったらハンドルをもとの位置に戻しましょう。
この時も、サイドミラーで駐車線と平行になっているか確認しつつ、ハンドルを戻していくと、タイヤをまっすぐにしやすくなります。
最後まで丁寧に運転し、よりキレイな駐車を目指しましょう。
ポイントを抑えて、数をこなせば駐車は上達する
今回紹介した練習の時のポイントを意識して、練習していけば駐車は上達していきます。
できれば、複数人でお互いに教え合いながら、練習すると楽しく、安全に駐車を上達させていくことができるでしょう。
1人で練習する場合は、駐車レッスンや講習会を利用するのもおすすめです。
駐車するときはいつも練習であるという意識のもと、闇雲に行うのではなく、ポイントを抑えた上で駐車しましょう。